FOMC あれこれ

連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee;FOMC)あれこれ

作成:2019/7/24
更新:2020/1/14

下記記事は主にFRBのサイト(https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomc.htm
)を参考にした。

FOMC 概要

FOMCはアメリカの金融政策を決定する委員会。会合はおよそ6週間毎に年計8回開催される。2日間開催され最終日の14:15(東部時間)(日本時間だと3:15(サマータイム期間)か4:15(それ以外の期間))に声明文が発表される。会合後には記者会見が行われるが、2019年1月からは記者会見が毎回行われることになっている。議事要旨は会合の3週間後に公表される。

FOMC前後にはブラックアウト期間(Blackout Periods)が設けられており、FOMC参加者の発言が制限される(詳細は下記リンク参照)。期間はFOMC開催予定日の前々週の土曜日から会合後の木曜日いっぱいまで。

https://www.stlouisfed.org/about-us/resources/blackout-periods

FOMCは連邦準備制度理事会 (Federal Reserve Board;FRB)の理事(Governor)7名と、地区ごとの連邦準備銀行総裁(Federal Reserve Bank presidents)5名で構成される。伝統的に委員長はFRB議長が務めることになっており、また副委員長はニューヨーク連邦準備銀行総裁が就任し常に投票権を持つ。投票権のある連邦準備銀行総裁は、ニューヨーク連邦準備銀行総裁以外の4名が1年交代のローテーションで就任する(投票権のない連邦準備銀行総裁も会合及び議論には参加する)。メンバーは金融政策に対する傾向からタカ派(hawkish;引き締め傾向)、ハト派(dovish;緩和傾向)、中道(centrist)などと呼ばれる。

FED(Federal Reserve System)が用いる伝統的な金融政策には公定歩合(discount rate)や預金準備率(reserve requirement)の操作などもあるが、現在はフェデラルファンド金利(federal funds rate)(準備預金を銀行間で貸し借りする時の利率(オーバーナイトの))の誘導が最も重視されている。
また、これらの伝統的な政策に加えて2008年からは量的緩和政策(Quantitative easing;QE)が実施された。この政策では市場への資金供給増加を目的として、財務省証券(Treasury Securities;米国債)やMBS(Mortgage Backed Securities;住宅ローンを担保として発行された債券)の購入が行われた。

 

現在のFOMCメンバーと関連するニュースなど まとめ

※下記各氏の「ハト寄り」などのスタンスは筆者の私見にすぎず、何ら保証するものではない。

・ジェローム・パウエル(Jerome Powell)氏、議長、ハト寄り

2019年6月25日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/06/25/feds-powell-warns-against-short-term-political-interests.html
「経済の見通しに関する情報を注意深く監視し、景気拡大を支えるのに適切に行動する」

2019年8月23日
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-jacksonhole-powell-summary-idJPKCN1VD20F
「米経済は「良好な立場」、FRBは「適切に対応」」

2019年9月6日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/06/powell-says-feds-lower-rates-are-helping-to-keep-the-economy-in-a-good-place.html
「Fedは年間を通じて金利の見通しを引き下げてきたが、それが経済を支えた。それは景気の見通しが依然として良好である原因の一つだ」
「労働市場は非常に強く、消費も強い」
「我々は景気後退を予想していないし、見込んでもいない。経済の見通しとしては、適度な成長と強い労働市場、インフレ率の回復が続くという可能性がもっとも高い」
「(Fedは)景気拡大を支えるために適切に行動し続ける」

2019年10月4日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/10/04/powell-says-its-the-feds-job-to-keep-the-economy-in-a-good-place-for-as-long-as-possible.html
「皆が経済的な機会を十分に共有できてはいないし、経済はいくつかのリスクに直面しているが、全体的にはいい位置にある」
「我々の仕事は可能な限りその位置を保つことだ」
「我々の戦略やツールは有効だったしこれからもそうだと信じているが、米経済は他の先進国同様低成長、低インフレ、低金利という問題に直面している。(2%のインフレ目標を達成するための)戦略を調査している。」


・ジョン・ウィリアムス(John Williams)氏、ニューヨーク連銀総裁、副議長、ハト寄り

2019年7月18日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/07/18/feds-williams-act-quickly-to-lower-rates-rates-during-distress.html
「災難が起こるのを待つより予防的な方策をとる方がよい」
「金利がZLB(zero lower bound)より十分高いときならゆっくり動いて経済の動向を注視する余裕もあるが、ZLB付近に金利があるときは病気が悪化する前にワクチンを打っておいた方が良い」

2019年9月5日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/04/ny-feds-john-williams-says-low-inflation-is-the-problem-of-this-era.html
「低インフレは現代における問題である。現在の適度な成長、低い失業率、しぶとく低いインフレ率という見通しはより大きな経済情勢を反映したものである」
「私は注意深くこの微妙な経済情勢を監視し続けており、成長、力強い労働市場および2%のインフレ率への回帰を支えるため適切に行動するために警戒を続けている」
「ドイツ、イギリス、中国はみな景気減速を経験しており、ユーロ圏は特に心配だ」
「我々に関しては、中国との貿易政策に関する不安が不透明性を増している。私が聞くところによると経済界の者はこの問題により投資に注意深くなっていると言っており、この効果は既に数字に表れている」

2019年12月18日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/12/18/ny-feds-williams-says-it-would-take-a-material-change-in-economy-for-fed-to-adjust-stance.html
「金融政策はいい状態にある」
「過去に証明したように、もし経済状況が変われば、かなりの変化があれば、それに従って政策の調整を行う準備はできている」
「今年行ったような金利の引き下げにより、我々は金融政策が成長を支える状況を作り出した」
「経済の状況から考えて、それ(金融政策)はいい状態にある」


・ミシェル・ボウマン(Michelle Bowman)氏、理事、中道

2019年2月12日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-bowman-policy/feds-bowman-says-she-is-comfortable-with-policy-stance-idUSKCN1Q01W3
「労働市場とインフレ率をみると、経済はいい位置にある」
「我々の政策はいい位置にあると考えている」
「我々の現在の政策方針は私には居心地がいい」


・ラエル・ブレイナード(Lael Brainard)氏、理事、ハト寄り

2019年7月12日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-brainard/feds-brainard-signals-support-for-rate-cut-idUSKCN1U62VP
「インフレ率が弱いときのダウンサイドへのリスクを考えるとき、緩和的な金融政策の道筋を議論していくことはリスク管理の原則だ」
「もちろん、実際の金融政策の判断はデータやリスクの進展に影響され続けるだろう」

・リチャード・クラリダ(Richard Clarida)氏、理事、ハト

2019年7月1日および2019年7月18日
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-01/clarida-says-fed-will-act-as-appropriate-to-sustain-expansion
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-18/clarida-says-fed-shouldn-t-delay-rate-cuts-until-economy-falters
「経済拡大と力強い労働市場及び物価の安定性を支えるために適切な政策をとるだろう」
「利下げを行う前に物事がひどく悪化するのを待つ必要はない」

2019年8月23日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/23/fed-vice-chair-clarida-says-the-global-economic-outlook-has-worsened-since-july-meeting.html
「7月の我々の会合後、明らかに世界経済は悪化している」
「世界経済は明らかに減速しており強力なデフレ低下圧力がかかっている」
「米経済はいい位置にあり、高まった景気後退のリスクはない」
「広範な指標を見なければならないが、私が注目しているのは高まった景気後退のリスクではない。適切な政策の下で、来年の経済はトレンド並みかそれ以上の成長となると推測している」

2019年9月24日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/20/fed-vice-chair-clarida-says-the-fed-will-take-interest-rate-policy-meeting-by-meeting.html
「(金利について)我々は会合ごとに決めていくことになるだろう。事前に決まったコースはない」

2019年11月1日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-clarida/clarida-says-u-s-economy-fed-policy-in-a-good-place-idUSKBN1XB4Q2
「(利上げから利下げへのFed姿勢の変化は)経済を支持しているし、し続けるだろう」
「経済と金融政策は良い状況にある」
「現状の金融政策は、入ってくる情報が我々の考える適度な経済成長とおおよそ一致するものである限り適切であり続けるだろう」

2020年1月10日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-clarida/feds-clarida-says-rate-cuts-were-well-timed-policy-likely-to-remain-appropriate-idUSKBN1Z81LJ
「金融政策はいい状態にあり継続的な成長、強い労働市場、目標である2%に近いインフレ率を支持し続けるだろうと考えている」
「入ってくる情報がこの見通しに近いものである限り、現在の金融政策が適切であり続けるだろう」
「(去年から始めたレポ操作や資産購入について)FF金利を誘導目標の範囲に入れるためにいつでも詳細を調整する準備はできている」

・ランダル・クォールズ(Randal Quarles)氏、理事、タカ

2019年3月29日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/03/29/feds-quarles-says-rate-hikes-could-be-ahead-at-some-point.html
「政策に関しては、現時点では忍耐強くあり続けデータを監視していきたい」
「経済成長のポテンシャルとモメンタムに関して楽観的であり、どこかの時点で政策金利の引き上げが必要になると考えている」

2019年9月30日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/27/feds-quarles-economy-solid-despite-uncertainty-over-us-trade-policy.html
「米経済のファンダメンタルは非常にしっかりしている」
「世界的な状況を巡り不確実性な問題がある。貿易問題は特に民間投資の重しになっているようだ」
「国内の銀行家、準備銀行の総裁や彼らが聞いた話によると、経済活動やセンチメントに関しては本当にポジティブだ」


・ロレッタ・メスター(Loretta Mester)氏、クリーブランド連銀総裁、投票権あり、タカ寄り

2019年7月2日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/07/02/federal-reserves-mester-interest-rates-should-be-kept-where-they-are.html
「現時点で金利政策を変更するかどうか決めるのは早すぎる。もっと情報を集めたい」
「(減速している世界的な経済成長率、低いインフレ率、米中貿易戦争について)懸念は増しているものの、比較的軽度の影響しかない」
「しばらく現状の金利を維持して緩やかなインフレ率の上昇を支え、インフレ率を2%以上に持っていくようなショックに過剰に反応しないことが好ましい」

2019年8月17日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-mester-exclusive/exclusive-feds-mester-weighing-argument-for-u-s-rate-cut-idUSKCN1V61TC
「金利を保つシナリオを考えることもできるし、下げるシナリオを考えることもできる。評価するのに時間を取るべきだと考えている」
「(経済見通しに対するリスクは)下方に寄っている」
「(逆イールドが景気後退を予言するほどには長続きしていないとして)それから強いシグナルを読み取ることは不可能だが、無視することもできない」

2019年8月23日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/23/loretta-mester-says-if-economy-stays-like-this-fed-should-keep-rates-where-they-are.html
「現時点で、経済が現状を維持するなら、おそらく私は我々は政策を維持すべきだと言うだろう。」
「しかし、ダウンサイドのリスクを非常に注視している」
「(7月FOMCで)経済成長の強弱を見極めるために、現状の金利を維持してよりデータを集め状況の進展をもう少し長く観察することを支持した。」
「(逆イールドについて)強いシグナルを読み取ることはできない。債券投資家は明らかに他の経済学者より米経済を悲観しており、それは考慮すべき1つの情報だ」

2019年10月4日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/10/04/mester-consumers-holding-up-economy-as-trade-issues-weigh-it-down.html
「世界の成長は減速しており、貿易政策が不確実性を生み出し、関税もインパクトがある」
「これらの要因は実際に海外や米製造業と輸出面の減速のある程度の原因となっている」
「(金利について)今後入ってくるデータを見ることが非常に重要だと考えているので、今は言及しない」

2020年1月4日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-mester/feds-mester-who-warned-of-inflation-risks-says-current-policy-well-calibrated-idUSKBN1Z3037
「我々はいい状態にある」
「(金利引き上げは)金融の安定性に関する問題やインフレ率の力強い上昇がない限り必要ないだろうし、そうなるとも予想していない」
「より緩和的な政策をとっていくのが適当だと考えている。2%を多少上回るインフレ率は気にしない」


・パトリック・ハーカー(Patrick Harker)氏, フィラデルフィア連銀総裁、投票権あり、タカ寄り

2019年7月9日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-harker-rates/feds-harker-sees-no-immediate-need-for-us-interest-rate-cut-wall-street-journal-idUSKCN1U41QB
「私の考えでは、現時点では直ちに金利をどちらかの方向に動かすべき理由はない」

2019年8月22日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/22/feds-harker-doesnt-see-need-for-another-rate-cut-says-central-bank-should-stay-here-for-a-while.html
「我々は中立金利付近にいる。正確にどこが中立であるか知るのは難しいが、私はおそらく今そこにいると考えている」
「私は我々はしばらくここにとどまり、事態の推移を観察すべきだと考えている」
「(さらなる刺激が必要かと問われて)今すぐには不要である」
「労働市場は力強く、インフレ率はゆっくりと上昇している。直近のCPIも良好だった」

2019年9月30日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/27/harker-says-fed-should-hold-firm-on-interest-rates.html
「(金利について)私の考えではしっかりと保ち、物事を落ち着かせて事態がどう進展するのか観察すべきだ」
「(最近のレポ市場についての混乱について)金融政策のスタンスを反映したものではないし、より広い経済についても意味を持つものではない」

2019年11月13日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-harker/feds-harker-says-he-opposed-last-rate-cut-thinks-rates-should-stay-put-idUSKBN1XM2I4
「我々はさしあたってはここにとどまり事態の進展をみるべきだ」
「(現状の金利は)中立かやや緩和的だ」
「マイナス金利はネガティブな衝撃に対し我々が有している他の手段ほど有効ではないかもしれない」


・ロバート・カプラン(Robert Kaplan)氏, ダラス連銀総裁、投票権あり、中道

2019年7月17日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kaplan-rates/feds-kaplan-says-sees-an-argument-for-a-tactical-rate-cut-idUSKCN1UB2BS
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kaplan-rates/feds-kaplan-bond-market-signal-may-warrant-limited-rate-cut-idUSKCN1UB22V
「もし行動を起こすなら、私にとってそうする一番の理由はイールドカーブの形状だ」
「(イールドカーブの形状は)適度な、抑制された、限定的な利下げが適切かもしれないことを示している」
「(利下げの議論については)柔軟に考える(open-minded)」

2019年8月22日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/22/dallas-feds-kaplan-says-hed-like-to-avoid-cutting-rates-again-in-september-but-has-open-mind.html
「(次回FOMCで)さらなる行動をとるのは避けたいが、今後数か月間必要ならば行動することについては柔軟に考える(open mind)」
「消費は強いが製造セクターが弱く、世界経済の減速が米経済におそらく影響を及ぼしつつある」
「消費が強い限り我々は力強く成長するだろう」
「(逆イールドに関して)それよりも私はここ数か月金利全体が下がり続けており、フェデラルファンド金利がイールドカーブ上のどの金利より高いという事実に注目しており、それは我々の金融政策が考えていたよりも引き締め過ぎであることを示しているのかもしれない」

2019年9月24日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kaplan/feds-kaplan-says-he-supports-modest-limited-rate-cuts-idUSKBN1W526M
「私が懸念しているのは米経済に表れている弱い部分が他の部分に今後数か月かけて広がっていき、ついには労働市場に達し、消費者信頼感を減退させ消費行動に影響を与える可能性があるということだ」
「もしわれわれが消費の弱体化の証拠を見るまで待っているとしたら、それは待ち過ぎだろう、わたしはそれよりも適度で限定的な行動を今行いたい」
「(逆イールドを)解決するために今行動をとるのが賢明であると考えており、だから7月と9月にそれを支持した」

2019年11月1日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kaplan/feds-kaplan-says-policy-is-appropriate-should-now-be-patient-idUSKBN1XB4FT
「(今回の利下げを)強く(支持した)」
「(今Fedは)しばらく辛抱強くあるべきだ。私の経済見通しに基づくと、現状の金融政策はおおよそ適切である」

2019年12月19日(WSJの記事)
https://www.wsj.com/articles/feds-kaplan-expects-no-change-in-rates-in-2020-11576593529
「(来年中の金融政策について)変化があるとは考えていない。現在の位置にとどまるのが適切」
「(考えを変えるには)GDPやインフレの見通しにかなりの変化が必要」

2020年1月10日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kaplan/feds-kaplan-says-rates-appropriate-flags-balance-sheet-concern-idUSKBN1Z82HH
「これ以上のバランスシートの拡大を抑制するような手段を検討していきたい」
「バランスシートの拡大は金融市場にインパクトを与えリスク資産の価格形成に影響していると考えている。これ以上の余剰や不均衡を生み出さない手段が知りたい」
「(いわゆる常設レポファシリティー(standing repo facility)により)より効率的なサイズのバランスシートを有することができ、銀行の準備金に対する考えも変えることもできるかもしれない」


・ニール・カシュカリ(Neel Kashkari)氏、ミネアポリス連銀総裁、投票権あり、ハト

2019年7月12日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kashkari/feds-kashkari-says-need-stronger-medicine-to-boost-inflation-idUSKCN1U62VG
「(25bpsの利下げが十分でないとして)ショックを与えるような行動をする必要がある」

2019年8月16日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kashkari/feds-kashkari-says-he-is-leaning-toward-further-rate-cuts-idUSKCN1V52IL
「(貿易問題が人々を注意深くさせており、逆イールドは)人々が神経質になっていることを示している」
「私は「我々は経済にもっと刺激を与え、支持し、拡大を続け、景気後退を許してはならない」という考えに傾いてきている」

2019年9月27日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/usa-fed-kashkari/feds-kashkari-u-s-economy-needs-lower-interest-rates-idUSW1N25X00D
「私には米国の経済が能力を超えて走っている証拠は見えず、より深い利下げを主張した。金利によって経済を後戻りさせなければならない理由はない」

2019年10月9日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kashkari/feds-kashkari-says-more-easing-needed-not-sure-how-much-idUSKBN1WM1NQ
「私のメッセージは明白だ。我々は経済を支えるべきでブレーキを掛けるべきでない。今までのところ我々が利下げしていることについては満足だ」
「これ以上何回利下げするべきか?それはまだわからない。」

2019年11月4日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/11/04/feds-kashkari-calls-for-no-more-rate-hikes-until-inflation-hits-2percent.html
「コアインフレ率が2%に戻るまで利上げはしない」
「利下げしていくと言っているのではないし、永遠に金利を維持すると言っているのでもない。単純に性急に利上げはしないということだ」
「(現状の政策は)おそらくやや緩和的だ」

2020年1月11日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-kashkari/feds-on-hold-but-next-move-may-be-rate-cut-kashkari-says-idUSKBN1Z92A2
「雇用者数の増加が停滞していることや賃金の伸びが鈍化している事実は労働者の不足を示すのではない。経済成長が鈍化していることを示している」
「もし次の金利の動きを推測するなら、上ではなく下だろう」

・チャールズ・エバンス(Charles Evans)氏、シカゴ連銀総裁、投票権なし、ハト

2019年7月16日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/07/16/feds-evans-comfortable-with-a-couple-rate-cuts-before-the-end-of-year.html
「(複数回の利下げについて)大きなインフレを引き起こすと考える理由がない限り、正しいと思う」
「インフレに基づいて考える限り、年内に2回の利下げを議論することに確信を持てるだろう」
「(Fedの目標であるインフレ率2%の重要性を強調したうえで)今後3年間でインフレ率を2.25%に持っていくためには、50bpsの利下げが必要だ。それでも不十分かもしれない」

2019年8月8日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-evans/feds-evans-signals-support-for-reducing-borrowing-costs-further-idUSKCN1UX1ZF
「インフレ率だけを見ると我々が前回の会合で設定したよりもより緩和を要求していると考えることができる」
「(米中貿易問題に懸念を示したうえで)それが経済に逆風となっているのかもしれず、さらに行動を起こすのが適切なのかもしれないが・・・。分からない。データを見て判断する」
「インフレ率がこれまでのような動きを見せ続ける限り、我々は経済を支持し雇用の拡大を支えるために緩和的なスタンスを追及していく能力があると考えている」

2019年9月26日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-evans-rates/evans-says-two-rate-cuts-have-fed-well-positioned-at-this-point-idUSKBN1WA1OM
「2回の利下げは有益だった」
「金利の設定に関して我々は今いい位置にいると思う。非常に緩和的な調節を行った」
「さらなる行動に関してはデータを見るなどして柔軟に考える(open minded)が、現状はいい位置にいる」

2019年10月9日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-evans/feds-evans-i-wouldnt-mind-another-interest-rate-cut-idUSKBN1WN27C
「もう一度利下げすればよりインフレを生み出すだろうし、保険にもなるだろう。それは必要不可欠だろうか?確信はない。しかし、この議論は柔軟に考えていく(open minded)」
「もう一度利下げしても気にしないだろう。どちらも考えられる」

2019年10月17日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/10/16/feds-evans-says-no-more-cut-rate-cuts-are-needed-this-year.html
「現状、政策はおそらくいい位置にある。成長は概して良く、インフレ上昇を支持する緩和策をとっている」
「経済が不確実性に対応するのが困難になったり、予期せぬダウンサイドへのショックが起こるリスクがある」
「私の評価は9月FOMCでのコンセンサスによく一致している」

2019年12月19日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/usa-fed-evans/update-1-feds-evans-says-u-s-economy-doing-well-but-inflation-too-low-idUSL1N28S117
「米経済は非常に良いが、インフレ率の低さがやや心配」
「金融政策はいい状態にある」
「経済は成長を続け、労働市場も強い状態が続くだろう」
「より引き締めるにはインフレ率が2%をある程度超えていく必要があると考えている」

2020年1月10日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-evans/feds-evans-says-there-could-be-no-interest-rate-changes-this-year-idUSKBN1Z82GF?il=0
「私の予想では年間を通じて金利の変化なしでやっていけるだろう」
「(経済が予想より悪ければ)下方への反応が必要だろうが、そうなるとは考えていない」


・トーマス・バーキン(Thomas Barkin)氏、リッチモンド連銀総裁、投票権なし

2020年1月4日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-barkin-rates/feds-barkin-says-its-time-to-let-rate-cuts-work-through-economy-idUSKBN1Z21QS
「(金利について)何かほかのことをする前に(2019年に行った利下げの)インパクトを見たい」


・メアリー・デイリー(Mary Daly)氏、サンフランシスコ連銀総裁、投票権なし

2019年11月5日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-daly/feds-daly-says-rate-cuts-put-u-s-economy-in-better-position-idUSKBN1XE2EN
「過去三回の利下げにより深刻化するような経済の減速が起こることはなくなっただろう」
「経済はいい状態になりつつあり、米経済に対するかなりな逆風にも耐え続けるだろう」

2020年1月4日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/usa-fed-daly/update-1-fed-may-need-new-approach-to-boost-inflation-daly-says-idUSL1N2981IE
「インフレ率がこれほど上がらない原因を本当に理解できてはいない」
「この戦いは2~3年などではなく長期間続くだろう」
「我々は現在長期のインフレ期待がしぼんでいるという初期の証拠を見ている」


・ラファエル・ボスティック(Raphael Bostic)氏、アトランタ連銀総裁、投票権なし

2019年11月8日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed/feds-bostic-says-he-would-have-dissented-against-last-rate-cut-economy-is-solid-idUSKBN1XI00D
「消費は堅調だ」
「現在の金融政策は緩和的だが、利上げや利下げをするには経済データのかなりの変化が必要だ」
「これ以上の調整を行う前にデータを見たい」

2020年1月4日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-bostic-rates/feds-bostic-high-bar-to-any-rate-hike-given-need-to-raise-inflation-idUSKBN1ZC21V
「より引き締め的な政策をとるには高いハードルがある」
「インフレ率が動くのに十分なぐらい経済を温め続けるだろう」

 

FOMCメンバー以外の地区連銀総裁と関連ニュースなど まとめ


・エリック・ローゼングレン(Eric Rosengren)氏、ボストン連銀総裁、タカ
2019年7月のFOMCにおいて利下げに反対票を投じた。
2019年9月のFOMCにおいて利下げに反対票を投じた。
2019年10月のFOMCにおいて利下げに反対票を投じた。

2019年7月19日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/07/19/feds-rosengren-not-on-board-for-rate-cut-i-think-we-should-wait.html
「経済は力強く、インフレ率は2%に近づいていくものと考えられ、経済成長も満足のいくものであるから、多くの行動が必要な環境ではない」
「貿易に関する状況が変化したり、中国や欧州が驚くような状況になったりして経済が変化した場合には反応すべきだ。しかしそれが起こっている証拠を実際に見るまで待つべきだ」
「(経済が減速しているという確実な証拠は)今のところまだ得られていない」

2019年8月19日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-rosengren/feds-rosengren-says-cutting-rates-could-worsen-next-downturn-bloomberg-idUSKCN1V91NH
「このような状況下で、(利下げをすることで)人々により大きなリスクを取るように促すことは大変危険である」
「(利下げは)次の不況をより悪くし、Fedに残された手段を少なくする」
「グローバルな状況は弱い。緩和を行いたいと思うような状況になるかもしれないことは否定しない。ただ私は現実に経済が減速に向かっているという証拠が見たい」
「(雇用状況はよく、インフレ率も2%に向かっているという兆候が見られることから)米国の金融及び財政政策はすでに緩和的である」
「(最近見られた逆イールドについて)世界的な弱さを反映したものではあるが、米国の借り入れコストを下げることで解決される問題ではない」「(Fedの政策に反対することについて)簡単ではない。コンセンサスによって動く組織であるし、そうあるべきだ。だから合意できないと強く考えるときだけ反対できる」

2019年9月3日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/03/feds-rosengren-sees-elevated-risks-to-benign-us-economic-outlook.html
「米国の経済状態は比較的良好であるが、貿易問題や世界経済の減速がどうなっていくのかデータを注視している」
「これらのリスクが現実となれば、積極的に金融緩和を行うことが適切だろう」
「明らかに貿易問題がエスカレートすることなどのダウンサイドのリスクがあり、景気先行きに関して弱気にしている」
「しかし、これまでのところそれは現実のものとはなっていない。米国の消費が維持され世界情勢がこれ以上悪化しない限り、米国の経済は2%ほどの成長を続け、引き締まった労働市場がインフレ率を徐々に押し上げるだろう。」
「追加の金融政策の調整が必要かどうか決定するために、今はデータを注視するのに非常にいい時期だ」

2019年9月20日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/20/feds-rosengren-us-has-survived-the-trade-war-doesnt-need-rate-cuts.html
「金融緩和の潜在的なコストの一つは低金利は家計や企業に過度なリスクを取らせてしまうということだ」
「リスク資産の価格は長期で持続不可能なレベルに達している。・・・。もし景気が減速したらそれを増幅する可能性がある」
「経済がしっかりしているときに利下げすることは普通ではないことだ」
「市場は明らかに景気拡大を続けるために刺激が必要だと信じている。私の考えは異なる。データは回復が金融緩和なしでも続くことを示唆している」

2019年11月11日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-rosengren-q-a/feds-rosengren-sees-us-economy-in-pretty-good-shape-idUSKBN1XL1TX
「米経済は良好であり、前回会合で(利下げに)反対した」
「利下げが必要だったとは思っていないし、会合後私の考えを変えさせるようなものは何もなかった」
「インフレ率は2%の目標より多少低いが劇的に低いわけではない」
「(次回会合で予想される決定を支持するかどうかについて)会合まで決めない」

2019年12月18日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-rosengren/feds-rosengren-unlikely-to-need-more-rate-cuts-near-term-idUSKBN1YL26N
「(さらなる金利の引き下げには経済見通しの)かなりの変化が必要だ」
「(失業率は)現在の数値のあたりを狭い範囲で変動するだろう」
「インフレ率は強い労働市場に支えられおよそ2%に上昇していくだろう」

2020年1月10日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-rosengren/feds-rosengren-warns-of-inflation-risks-to-central-banks-almost-ideal-economic-outlook-idUSKBN1ZC1K5
「中央銀行は金利が長期間中立金利以下で同時に失業率が歴史的低水準にある状態に対してあまり経験がない」
「ゆえにあらゆる潜在的なリスクに対して警告を行いたい」
「低金利は消費者や企業によりリスクを取らせ不動産や他の資産の価格をインフレさせている懸念がある」


・ジェームス・ブラード(James Bullard)氏、セントルイス連銀総裁、ハト寄り
2019年9月のFOMCにおいて25bpsでなく50bpsの利下げを主張し反対票を投じた。

2019年6月26日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-bullard/feds-bullard-says-he-doesnt-see-need-for-half-point-rate-cut-bloomberg-interview-idUSKCN1TQ288
「(7月に)50bpsの利下げはやりすぎだと思う。それが必要な状況ではないが、25bpsなら下げたい」
「これはどちらかというと保険的な意味合いのものであり、市場の動向に注意を払った金融政策の通常の調節といった意味合いのものだ」

2019年8月6日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/06/feds-bullard-says-it-will-take-time-to-gauge-the-effects-of-the-interest-rate-cut.html
「追加の政策変更が望まれているのかもしれないが、金融政策の影響は表れるまで時間がかかり、前回の行動(7月FOMCでの25bpsの利下げ)のマクロ経済に対する効果はまだ出始めたばかりである」
「(エスカレートする貿易戦争や逆イールドカーブが)依然として脅威である」
「要点は、米国の金融政策は去年の年末より緩和的であるということだ」

2019年8月16日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-bullard/feds-bullard-says-only-sustained-bond-inversion-would-be-bearish-signal-idUSKCN1V52AC
「(一時的に逆イールドとなったことについて)弱気のシグナルであるためにはある程度の期間持続しなければならないだろう」
「(今週市場で起こったことに関してあまり影響を受けておらず、株価の下落に関しては)すこしやり過ぎだ」
「現状の数値は非常に良い。2%の成長。力強い労働市場。低インフレ。消費の成長。」
「我々は世界的な景気減速の只中におり、これが米国の経済にどのような影響を与えていくのか評価していかなければならない」

2019年8月23日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/23/bullard-says-fed-should-take-out-the-insurance-with-a-rate-cut-and-can-always-take-it-back.html
「保険的に利下げを行い、経済が成長を続けるようなら金利を戻せばよい」
「いくつかダウンサイドのリスクがあり、もっと保険をかけておきたい。やり過ぎだとわかったら来年元に戻せばいい」
「(逆転したイールドカーブについて)いい位置にあるとは言えず、利下げを行うべきだ」

2019年9月3日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/usa-fed-bullard/feds-bullard-says-aggressive-step-needed-to-align-fed-with-markets-insure-against-trade-war-idUSW1N24N00M
「状況は世界的なショック(“global shock”)に達しており、それは次回会合でFedの攻撃的な(“aggressive”)手段を正当化する」
「(金利が)高すぎる。政策金利がどの米国債のイールドより高い」
「このような状況では私は市場のシグナルを尊重する」
「我々は次回の会合で50bps(0.5%)動かすことをしっかり議論すべきだ」

2019年9月26日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/09/25/james-bullard-says-the-fed-still-has-a-little-more-to-go-with-rate-cuts.html
「我々は大きく動いたが、おそらくもう少し動く余地があると考えている」
「(貿易問題がもっとも脅威であり)世界的な投資を冷やしている」
「90年代後期のように経済が力強くなったらまた金利をあげることができる」
「欧州や日本のようにマイナス金利の罠に陥ってしまったら、その時はもう手遅れだろう。」

2019年12月19日(WSJの記事)
https://www.wsj.com/articles/fed-s-bullard-sees-no-reason-now-to-change-rates-in-2020-11576768429
「2020年内の利上げはないとみている」
「(金融政策は)この環境下では適切だ。2019年にはかなり大きな調整を行った。今はとどまってデータを見ていくべきだ」
「(利上げにはインフレ率の上昇が必要としたうえで)すぐにインフレ率が上がるとはあまり考えていない」
「正常化したイールドカーブからポジティブなシグナルが読み取れる」


・エスター・ジョージ(Esther George)氏、カンザスシティ連銀総裁、タカ
2019年7月のFOMCにおいて利下げに反対票を投じた。
2019年9月のFOMCにおいて利下げに反対票を投じた。
2019年10月のFOMCにおいて利下げに反対票を投じた。

2019年5月14日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/05/14/feds-esther-george-says-theres-no-need-for-an-interest-rate-cut.html
「現状のインフレ率には当惑するが、経済成長と堅調な労働市場から考えるとそれはFedの政策変更を必要とするものではないと考えている」

2019年8月22日(CNBCの記事)
https://www.cnbc.com/2019/08/22/kansas-city-feds-esther-george-says-july-rate-cut-was-not-needed.html
「(7月の利下げについて)緩和を行ったが、私の考えでは必要なかった」
「失業率は非常に低く、賃金は上昇しており、インフレ率はFedの目標に近く、我々は成し遂げるべき使命に関していい位置にある」
「世界経済の成長の減速や貿易問題に関連する不透明性に関しては、どちらも見通しの重しにはなっていると考えている。それらの実体経済に対する影響について監視を続けている」
https://www.cnbc.com/2019/08/22/esther-george-says-the-feds-large-balance-sheet-may-have-helped-cause-the-yield-curve-inversion.html
「Fedはまだ大きなバランスシートを持っていると考えており、それが長期金利に下方圧力をかけているのかもしれないと思っている」
「(逆イールドについて)世界経済の減速について、それは一部を説明するにすぎないと考えている。それは経済の減速を心配すべき時がきたということを示しているに過ぎない」
「米国は諸外国よりも経済状態が良く、だからより高い金利が設定されているのだと考えている」

2019年10月4日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-george/low-inflation-nothing-to-worry-about-feds-george-says-idUSKBN1WL0LR
「現在の環境では、低インフレに関する懸念は不要だ」
「ダウンサイドのリスクが現実のものとなっているという証拠がもっとない限り、低インフレだけでは政策変更の根拠とはならない」
「(Fedの目標に近い現在のインフレ率の状況で)金利を調節することは資産配分を誤らせ財政的な不均衡をもたらす可能性がある」

 

今後のローテーション

下記サイトより改編

https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomc.htm

                                                 .2020     2021      2022
Members(投票権有り) New York New York New York
Cleveland Chicago Cleveland
Philadelphia Richmond Boston
Dallas Atlanta St. Louis
Minneapolis San Francisco  Kansas City

Alternate Members(投票権なし) New York†  New York†  New York†
Chicago Cleveland Chicago
Richmond Boston Philadelphia
Atlanta St. Louis Dallas
San Francisco Kansas City Minneapolis

†ニューヨーク連銀については、総裁の代わりに第一副総裁がalternate memberになる。

 

現状の主な政策

フェデラルファンド金利(Federal funds rate)のターゲットレンジ(%):1.50-1.75
超過準備付利金利(IOER)(%):1.55
公定歩合(primary credit rate)(%):2.25
バランスシート縮小:2019年8月に終了
バランスシート拡大:2019年10月15日開始、月額600億ドル

 

その他FOMC関連情報

次期理事候補
現在理事2名分が空席となっているが、トランプ米大統領はクリストファー・ウォラー(Christopher Waller)氏とジュディ・シェルトン(Judy Shelton)氏をFRB理事に指名する意向を示している(下記はCNBCの記事)。

https://www.cnbc.com/2019/07/02/trump-to-nominate-judy-shelton-christopher-waller-to-the-fed.html

就任には今後上院の承認が必要となる。両氏ともハト派色が強く、ウォラー氏は7月FOMCで利下げを主張したセントルイス連銀総裁のブラード氏の部下であり、シェルトン氏は以前CNBCのインタビューで理事に就任したら1~2年で金利を0%にしたいと語ったそうだ。

・ジュディ・シェルトン(Judy Shelton)氏

2019年8月1日
https://www.cnbc.com/2019/08/01/prospective-fed-nominee-shelton-global-economy-in-very-dangerous-situation-like-1930s.html
「(世界的に利下げが相次いでいる最近の金融政策について)成長の刺激になっていないが、貨幣市場に影響があり、我々は今とても危険な状況にある」
「1930年代の近隣窮乏化政策(Beggar-thy-neighbour)と違いはない」
「(米国は他国に歩調を合わせるためだけに金利を引き下げるべきでない、と考えるかどうか問われて)ただ一人善であるのは素敵なことだが、そんな贅沢はしていられない」