2019/8/1 寝不足

株とか為替とか

昨日の株はアジアは軟調な国が多かったが、ヨーロッパはまちまちで小動き、米は下げVIXが大きく上昇している。あとで書くがFOMCの結果が大きいと思われる。

コモディティは金、原油が下げるなど全般軟調だが天然ガスが大きく上げている(原因はよくわからない)。

為替ではドル指数が大きく続伸、ドル円も上昇した。クロス円では円が買われている。こちらもFOMCの結果が大きいと思われる。

米国債はちょっと複雑な反応で、1~3年物は売られそれ以外は買われている。

経済指標関係(FOMC以外)では、FOMCの陰に隠れてしまった感があるがブラジル中央銀行が利下げを行った(下記はReutersのニュース記事)。

jp.reuters.com

世界的に利下げの動きが加速している。

FOMC

政策発表は早朝(日本時間の)だしいつもは寝ているのだが、今回は暑くて目が覚めてしまい、結果発表後しばらく株や為替の動きなどを見てしまった。50bpsの利下げを期待していた参加者が意外と多かったようで、それがよくわかる値動きだった。

眠たいのだが、今回もFOMCの結果などをまとめておきたい。

www.federalreserve.gov

声明文については(詳細は上記リンク先)、まず世界経済の状況と低いインフレ率を理由に、フェデラルファンド金利の目標レンジを25bps(0.25%)引き下げて2.00-2.25%とした。また、前回声明で「(経済の見通しに対する不透明性が)増した」としているところを「(・・・)存在し続けている」と変更し、前回「(経済状態を)良く監視する」としていたところを「(経済状態を)将来目標レンジを決定するにあたって監視し続ける」と変更されている。利下げを焦らずに様子見する姿勢を印象づける変更にも感じられる。この辺も意外とFedはタカ派だったと市場には受け止められたのかもしれない。

また、バランスシートの縮小を予定より2か月早めて8月に停止することが発表された。これについてはそのまま行くのだろうと思っていたので予想が外れた。利下げとバランスシート縮小は矛盾する政策なので当然と言えば当然の決定なのだが。

また今回の会合では、エスター・ジョージ(Esther George)氏及びエリック・ローゼングレン(Eric Rosengren)氏の2名が現状維持を主張して利下げに反対した。両氏はこれまでタカ派寄りの発言をしていたので、予想通りではある。この辺のことは下記の「FOMC あれこれ」でも書いた。

 

www.satosatosato.com

 

ランダル・クォールズ(Randal Quarles)氏も反対するかと思っていたが、今回は賛成に回った。

あと、一応書いておくと公定歩合は2.75%、IOERは2.10%に引き下げられた。

記者会見においては、パウエル議長は今回の利下げは長期の利下げサイクルの開始を意味しないなどと述べ、これも市場にはタカ派的であると受け止められたようである。一度きりの利下げとは言っていないとも発言しているのだが、市場の失望は止まらなかったようだ。

私の印象では今回のFedの決定はだいたいこんなもんだろうという感じだが、市場の反応は「意外とタカ派だったな」という感じだったようだ。発表後や記者会見を受けてドル高、株安が進行した。

今後の展開を少し考えてみたいが、今回の市場の反応を見ていて2018年末のことが思い出された。この時はパウエル議長が「バランスシート縮小はオートパイロット状態だ」などと述べ(リンク先はCNBCの記事)、株式市場が大きく下落、トランプ氏による猛攻撃もあり、その直後にFedは縮小の停止にかじを切ることを余儀なくされた。なので今後どうなるかについても株式市場の影響が大きいだろう。で、これまでの動きをみると市場が金利の上昇(あるいは現在の金利水準)に耐えられるとは思えない。なので、時期は分からないが結局はFedはまた利下げを強いられることになるのではないかと思っている。

しかし眠いな・・・。すぐ寝ればよかった。

気になったニュース

やっぱり来たかという感じだが、トランプ大統領が今回のFedの決定に不満を述べている。
CNBCなど各社が報じている。

www.cnbc.com

主な発言内容は下記の通り。
「いつものことだが、パウエルにはがっかりする(let us down)」
「だが少なくとも彼はそもそも始めるべきではなかった量的引き締めを終了した。インフレなどない。」
「我々は勝利しているが、Fedがあまり助けてくれていないのは確かだ」

この発言には市場はあまり反応していないようだ。ドル高にブチ切れて為替介入など無茶なことをしなければいいが、心配なことである・・・。