2019/9/5 久しぶりに晴れ

株とか為替とか

昨日の株は世界的に堅調だった。混乱が続いていた香港で問題解決に進展がみられたことを好感したようだ。

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この問題が特に売り材料になっていた感じは受けないのだが、いいニュースには素直に反応したようだ。

コモディティでは金、銀が続伸し銅も買われた。原油も反発。ドル安の影響だろうか、コモディティ全般が堅調である。

為替ではドル指数先物(DX)が大きく下落、ドル円でもドルが売られクロス円は円安。ポンドの動きが荒い・・・。怖い。手出し無用である。
米国債は長期は売られ(金利上昇)、それ以外は買われた(金利低下)。10年-2年は順イールドだがまだまだ危険水域にある。

色々な問題が現れては消えていくが、個人的には現在の世界的な景気減速の原因は米国が金利を上げすぎたことではないかと思っている。おそらく再来週のFOMCでは25bpsの利下げを行うとみているが、現状明確に利下げに反対しているメンバーもおり利下げは簡単なことではないだろう。今日明日とメンバーの発言が予定されているようなので注目したい。

今週末からはいわゆるブラックアウト期間に入り、メンバーの発言等が制限される。来週早々には各メンバーの考えをまとめた記事を作っておきたい。

気になったニュース

元FRB議長のアラン・グリーンスパン(Alan Greenspan)氏が景気後退と株価の関係性について語っておられる。
CNBCが報じている。

www.cnbc.com

主な内容は下記の通り。

「(景気後退に陥るかどうかは)奇妙なことではあるが、株式市場がどうなるかによるところが大きい」
「我々は資産効果(wealth effect;資産価値が上昇すると消費が増加する効果)とこのような激しい株価の値動きが持つ効果を過小評価している。それは、我々は十分理解できていないし正確に測ることができるとも思わないが、インパクトを持っている」
「もし株式市場が大幅に調整したら、それは非常に短いラグののち経済でも感じられるようになるということを認識することが重要だと思う」

株価が景気の先行指標になるというのはよく聞く話である。実際に、現在景気後退に入りかけているドイツやシンガポールなどはかなり前から株価の下落が始まっていた。ドイツ(DAX)とシンガポール(STI)の株価指数のチャートを見てみると下記の通り(自分で集計・加工したデータを使用)。

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米国株はまだ堅調な部類である。しかし今後さらに世界的に景気が落ち込んだとしたら、米国だけ無事でいられるだろうか。

Fed関係のニュースを一つ記録しておきたい。

・ジョン・ウィリアムス(John Williams)氏、ニューヨーク連銀総裁、副議長

2019年9月5日

www.cnbc.com

「低インフレは現代における問題である。現在の適度な成長、低い失業率、しぶとく低いインフレ率という見通しはより大きな経済情勢を反映したものである」
「私は注意深くこの微妙な経済情勢を監視し続けており、成長、力強い労働市場および2%のインフレ率への回帰を支えるため適切に行動するために警戒を続けている」
「ドイツ、イギリス、中国はみな景気減速を経験しており、ユーロ圏は特に心配だ」
「我々に関しては、中国との貿易政策に関する不安が不透明性を増している。私が聞くところによると経済界の者はこの問題により投資に注意深くなっていると言っており、この効果は既に数字に表れている」

パウエル氏同様、ウィリアムス氏も「適切に行動する」としておりおそらく次回の会合では利下げに賛成されるのだろう。幅に関しては分からないが。