2019/12/12 雨

予想通りだったFOMC

昨日はFOMCの結果発表があったが、予想通りの現状維持。
声明文もほとんど前回と一緒。
最近のFOMCではローゼングレン氏とジョージ氏がずっと利下げに反対していたが、今回は久しぶりの全会一致。

ドットプロットを見てみると来年の金利見通しは現状維持が13名、利上げ(25bps)が4名。利下げは0名。というか長期でも利下げを予想している人が一人もいない。
記者会見ではパウエル議長は利上げするには「持続的かつかなりのインフレ(inflation that’s persistent and that’s significant)」が見たいと述ていることから、金利を上げるハードルも高そうだ。

Fedが重視するコアPCEで見ると、目標である2%の水準を継続的に大きく上回ったことなどもう10年以上ない(下図。FRED(https://fred.stlouisfed.org/)から得たデータを加工、編集したもの)。

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いまさらそんなことを言うなら去年までやっていた利上げはなんだったのだろう。利上げの失敗を認めるならそういえばいいのに。それにそもそも2%という数字が妥当なのかどうかも検討してほしいところだ。

それはともかくQEをやっていた時でさえ起こっていないことが今後起こるだろうか。そのようなインフレが起きるとしたら悪い物しか想像がつかない。しばらくFedは(自分からは)何もしないしできないだろう。

しかし、去年12月のFOMCのドットプロットを見てみたのだが、2019年中の利下げを予想しているメンバーは今回同様一人もいない。
でも現実には3回も利下げし短期国債の買い入れまで開始する始末だった。
Fedが金利をリードしていく気がない以上、今後金利がどう動くかは結局市場次第になるのかな。
市場金利が上がればFedも利上げするし、下げれば利下げするんだろう。