2020/1/10 雨

債務の話

世界銀行(World Bank)が2年ごとに出しているレポート「Global Economic Prospects」が新たに水曜日に出ていた。

https://www.worldbank.org/en/publication/global-economic-prospects

300ページとかあるようで読むのが大変そうなのだが、CNBCが解説記事を書いてくれた(下記)。

https://www.cnbc.com/2020/01/09/economy-world-bank-warns-of-global-debt-crisis-as-borrowing-increases.html

概要は下記。

・世界銀行が新たな債務危機を警告、各国政府や中央銀行は歴史的な低金利は金融危機を止めるのに十分ではないかもしれないということを認識すべきだとしている。
・レポートでは過去50年間で4つの債務増加の「波」があったとしている
・2010年に始まった現在の波は最も大きく、早く、範囲が広い増加を見せている
・低金利は高レベルの債務に伴うリスクをある程度軽減するかもしれないが、過去3つの波(1970-1989, 1990-2001及び2002-2009)はすべて多くの途上国や先進国で金融危機を起こして終わっている
・世界的な低金利は金融危機に対して不安定(precarious)な防御を与えるに過ぎない
・過去の波は結末が不幸であることを示している。もろい世界的な環境の下では、政策の改善が波に伴うリスクを最小限にするのに重要である
・債務のGDP比は世界全体で230%、新興及び発展途上国で170%(2010年から54%の増加)。いずれも過去最高。
・債務の増加は中国によるところが大きい

経済成長(GDPの成長率)と債務の増加率の関係が知りたいけど記事にもレポートにもでてない(と思う)。
自分で計算するしかないのかな。

試しに新興及び発展途上国(10年で116から170%に増加)の増加率を計算してみると年率で3.9%ほどだった(" 170/116=(1+X/100)^10 "から算出)。新興及び発展途上国のGDP成長率はデータが出てる2017年で4.5%、2018年で4.3%。それ以外の年は分からないが、成長のかなりの部分が債務に依存しているのではないだろうか。また債務は需要を先食いするだろう。そりゃいつかは経済も失速するか、少なくとも足枷にはなる。
先進国とかどうなのとかもっと調べたいのだが、どうするのがいいだろう。