2020/1/16 曇り

トランプ大統領と金利

トランプ大統領は以前もっと頻繁にFedの批判や低金利についてコメントしていたと思うが、最近聞かなくなっていた。
昨日久しぶりに出たようだ(下記はCNBCの記事)。

https://www.cnbc.com/2020/01/15/trump-gets-dig-in-at-fed-chief-powell-during-trade-deal-signing.html

元Fedの理事でパウエル現議長とともに議長候補だった Kevin Warsh氏に「なんでもっと力を入れなかったの?」などと述べ間接的にパウエル氏を批判。また「ドイツなどがお金を借りてお金をもらっているのに、我々は払わなければいけない」などと述べ、相変わらずマイナス金利を希望しているようだ。QEについての言及はなかった模様。

最近金利についての発言が減っていたのでもう去年の3度の利下げで満足したのかと思っていたが、そうでもないらしい。たぶんこのぐらい利下げしておけば少なくとも大統領選までは経済が持つだろうと読んでいるのではなかろうか。
またQEについて最近何も言わなくなったのは、去年の10月にFedがレポ金利の混乱を抑えるためとして資産購入を再開したことによるのかもしれない。
3度の利下げと資産購入の再開で経済が上向くかどうかはまだわからないが、一部データに弱い部分があるけど現状それほど悪くはない。株も上げている。貿易戦争も状況は改善。Fedに利下げする理由などない。利下げさせたかったら去年のように貿易戦争をエスカレートさせるとかしないと無理だろうが、大統領選前にそんなことはしないだろう。やるとしても選挙後になるのかな。当選したらだけど。

またパウエル氏自身もそうだが、Fed内ではマイナス金利に否定的な意見も多い。仮に景気後退に陥ったとしてもそうすんなりFedがマイナス金利を導入するとも思えない。これまでのパウエル氏を見ていると圧力に屈してマイナス金利を受け入れる可能性もなくはないだろうが。パウエル氏の任期が切れるのは2022年。それまでに経済はどうなっているだろう。