2020/2/28 曇り;Fedウォッチが示すFed(FRB)への利下げ催促相場、意外と抵抗するFed

いまだに続く利下げ催促相場

これで4日連続になるが、またFedに対する利下げ期待が高まっている話(下記記事参照)。

 

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今日もFedウォッチ(FedWatch(https://www.cmegroup.com/ja/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html))を見てみたら、利下げ確率(25bps以上)が目を疑うような事態になっていた(3日前の数字→一昨日の数字→昨日の数字→今日の数字)。

3月:約14% → 約26% → 約37% → 約96%
4月:約46% → 約60% → 約76% → 約99%(25bps:31%、50bps:68%)
6月:約69% → 約78% → 約89% → 約99%(25bps:14%、50bps:47%、75bps:39%)

むちゃくちゃな急上昇。6月までで1~3回の利下げを見込んでいる。
催促相場というより脅迫相場のようになってきた。
一方FOMCのメンバーはまだ様子見姿勢を崩していない。昨日はエバンス氏が下記のような発言をしている。

・チャールズ・エバンス(Charles Evans)氏、シカゴ連銀総裁、投票権なし
2020年2月27日(Reutersの記事)
https://www.reuters.com/article/us-usa-fed-evans-coronavirus-economy/feds-evans-too-early-to-cut-growth-outlook-or-rates-on-coronavirus-idUSKCN20L2Q0
「金融政策を問うすべきか考えのにもっとデータを見るべきで、金融政策について考えるにはいまはまだ早すぎる」
「だが我々はそれ(新型肺炎)を非常に緊密に監視しており、もし調整を必要とするような何かを見たらあらゆることを考慮に入れると確信している」
「金融政策はいい状態にある。昨年3回の利下げをしたときこれ(新型肺炎)を予想していたわけではない。しかしどんなリスクに直面することになったとしても金融政策の状態はより良い状態になっていると確信している」

最近の他のFOMCメンバーの発言同様様子見姿勢である。
株はそこそこ下げているし、去年までのFedだったらそろそろリップサービスをしそうなものだが、今回はまだ頑張っている。

日記でも何回か書いているが、1月FOMCでIOERの引き上げ行い、加えていわゆるQE4(QE lite)の停止(今年第2四半期)を表明したあたりからFedがタカ派寄りになっている気がしている。

ウィルスを治すのも株価の面倒を見のるもFedの仕事ではない。Fedとしてはここは毅然としておかないと今後も何かある度に催促が繰り返されることになる。
最近米国だけでなく他の国でも何かあるたびに中央銀行への緩和期待が出るが、彼らにも無限の能力があるわけではない。
FedにしたってEUや日本よりはましだが、現状の政策金利は1.50-1.75%に過ぎない。あと6回しか利下げできないのにこんなところで使ってしまったら本格的に景気が後退してしまった時になにもできなくなってしまう。

市場とFedの我慢比べのようになっているが、先に音を上げるのはどちらだろう。