2020/3/17 晴れのち雨;リーマンショックの時のように、期待インフレ率(Breakeven Inflation Rate)と金(Gold)価格が下落し始めている

まだだな

最近新型肺炎により相場が荒れているが、景気後退を織り込み始めているようである。
期待インフレ率が急速に低下している((下図、FRED(https://fred.stlouisfed.org/)から得たデータを加工・編集したもの))。

 

f:id:satosatosatoh:20200317121051p:plain期待インフレ率の急激な低下を受けて実質金利が大きく上昇し、金(Gold)が売られている。
これと同じことが直近だとリーマンショックの時に起きている(下図、上図を拡大したもの)。

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このときは期待インフレ率が0%近くまで低下し、金は直近のピークから30%ほど下落している。
で、現在はというと下図の通り(最初の図を拡大したもの)。

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3月13日時点の期待インフレ率は0.9%で、金はまだ1割弱下落しただけ。
株価などを見ると目を覆いたくなるような惨状ではあるのだが、期待インフレ率を見てみると市場はまだ絶望しきっていないようにも見える。

これをどう考えるか。
絶望しきっていないということはまだ株などには下落余地があるということかもしれない。
長期的に金は有望だと思っているが、ここはまだ手を出すのは待ちたい。

今後景気後退が起こるとしたら金を安く買えることだろう。
一方で景気後退が起こらなかったら金を買うタイミングを逃したことにはなるが、景気後退が回避できたのだからよしとしよう。
どちらに転んでもいい選択をしておこう。

自分が後で振り返れるように書いておきたいのだが、今の世の中不安感に満ち溢れている。
私もそうだ。
なにも信じられるものがないといった感じだ。
でも、市場も不合理な(感情的な)動きをしているようにも見えるが、例えばここで書いたように「実質金利と金価格が負の相関関係にある」というロジックはこんな時でも生きている。
常にそうなのだが、分からないものには手を出さず、分かるものの中で可能性の高いストーリーに賭けるべきだと思う。
感情に負けて不合理な行動をするのは最悪な選択。