2020/03/26 晴れ;一部米国債の金利がマイナスに突入

米金利がマイナス圏に

最近新型肺炎の影響で市場では普段めったに見ない数字をいっぱい見ている気がする。
「なんたら年ぶりの安値」とかそんなやつ。
これらのリストに昨日また新たなものが加わった。
1ヵ月物と3ヵ月物の米国債の金利がマイナスになってしまった(下記、CNBCの記事)。

https://www.cnbc.com/2020/03/25/negative-rates-come-to-the-us-1-month-and-3-month-treasury-bill-yields-are-now-negative.html

記事によるとマイナスになったのはおよそ4年半ぶりのことだそう。

気になるのはこれがFed(FRB)へのマイナス金利を導入せよという催促なのかどうかというところだが、昨日も一昨日も米国株は堅調だった。
催促だとしたら売ってくるはずだ。
まだVIXは高水準だし株はまだ下げる可能性もあると思うが、今のところ催促である感じはしない。
最近ドルが急騰しているのと同様に、安全資産への逃避の一環で起きた現象という感じがするが、どうだろうか。

そもそも、市場参加者はマイナス金利を望んでいるのだろうか。私も一応参加者だがマイナス金利の効果はあまりないのではと思っている。
先行してマイナス金利を導入している日本や欧州を見ても、うまくいっているとは思えない。
むしろどっぷりと泥沼にはまって身動きが取れなくなっているように見える。

なので、現状ではたぶん新型肺炎が収まれば自然にプラス圏に浮上するのだろうと思う。FedがQEを再開しているし大きく上昇することはないだろうが。

ただ、可能性は低いと思うがこのまま金利が低下し続け、株価も下げだしたら(つまり催促)どうなるだろう。
パウエル議長はマイナス金利の導入をはっきり否定しているし、それ以前に法律的な問題もあるらしい(下記記事参照)。

 

www.satosatosato.com

 

 

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Fedとしては催促されても応じようがない困った事態になってしまう。
まあたぶんそんなことにはならないだろう。債権を買う方にしてもマイナス金利が導入可能か(合法か)どうかもわからないのにこれ以上買い進めるのはリスクが大きすぎる。
パニック相場で見られた珍事の一つとして終わっていくだろう。