2020/3/31;晴れ 息子最後の登園日、原油価格についての現状と見通し

息子最後の登園日

今年保育園を卒園し小学校に入学する息子。
卒園式はもう終わっているが3月中は預かってもらえるため今日が最後の登園日だった。
深く考えると泣いてしまいそうだったので、できるだけいつも通りに預けてきた。
写真を何枚かとるのが限界だった。

ほんとにあっというまだったな。
今でも初めて保育園に預けた日の息子の不安げな顔とその時感じた罪悪感ははっきり覚えている。

もう保育園も終わりかと思うとものすごくさみしい・・・。
成長するのはうれしいことなのだけれど。


原油のこと

今年に入ってげ価格が大きく下落している。
原因は新型コロナウィルスの影響で需要が大きく落ち込んでいること。
そしてOPEC+においてロシアの反対により減産が合意できず、結果サウジアラビアがシェア獲得のため減産どころか増産を決定、供給過剰の状態になっていることが大きい。
現状ではWTI先物で20$/バレルほどまで落ち込んでいる。
今までの経緯はざっとこんなところ。
原油価格の今後の見通しについて自分の考えをまとめておきたい。

ロシアとサウジ主導で始まったこの価格戦争だが、一番危ういと言われているのが当事者でなく米国のシェール企業。
彼らの採算ラインはだいたい30-50$/バレル程度らしい。つまり、現状売れば売るほど赤字の状態。
ロシア、サウジはシェール企業をつぶしに来ているのではないかとも言われている。

サウジもロシアも採算ラインはシェール企業よりかなり低いとみられる。
AramcoのCFOであるKhalid al-Dabbagh氏は、次のように言っている(下記、Reutersの記事から引用)。

https://www.reuters.com/article/us-saudi-aramco-oil-output/saudi-aramco-likely-to-sustain-high-april-oil-output-through-may-ceo-idUSKBN2132DN

「We are very comfortable that we can meet our dividend commitment, and we are very comfortable that we can meet our shareholders’expectations at $30 (a barrel) or even lower」

30$/バレルかそれ以下でも問題ないそうだ。
また、ロシアも$25-$30/バレルでも6-10年は耐えられるとコメントしている(下記、Reutersの記事)

https://www.reuters.com/article/us-opec-oil-policies/russia-vs-saudi-how-much-pain-can-they-take-in-oil-price-war-idUSKBN20W21S

ただ、ロシアもサウジも利益は出せると言っても財政均衡原油価格はサウジが$80/バレル、ロシアはその半分ほどらしい(上記のReutersの記事参照)。さらにIMFの資料(https://data.imf.org/regular.aspx?key=60214246)によると他の中東の産油国の財政均衡原油価格も50~200/バレル程度。
つまり、現状の原油価格では誰も得をしないし、おそらく持続不可能だと考えられる。

原油価格の下落に対応するためにこれまで出てきた具体的な動きとしては、トランプ大統領が戦略石油備蓄SRP(strategic Petroleum Reserve)用に原油を購入することを決定したことぐらいだろうか(下記、CNBCの記事)。

https://www.cnbc.com/2020/03/13/trump-asks-energy-department-to-purchase-oil-for-the-strategic-petroleum-reserve.html

やらないよりはましだろうが焼け石に水だろう。実際発表後も原油価格の下落は続いている。
他にも一部の国がOPECの緊急会合を要請しているなどの報道もあるが、いまのところ実現していない。
ただ、昨日になってようやくロシアとアメリカがこの問題を協議することで合意したようである(下記、Reutersの記事)。

https://www.reuters.com/article/us-global-oil/crude-rises-after-u-s-russia-agree-to-oil-market-talks-idUSKBN21I03I

具体的な内容や時期等は不明。

以上のことから考えると、短期的にはどこまで下げるか分からないが、長期的に考えると原油価格はシェール企業の採算ラインでもありロシアの財政均衡原油価格でもある30-50$/バレル程度までは戻す可能性が高いだろうと思う。

まず、需要面での問題の根源である新型コロナウィルスの流行については正確な時期は分からないが、いつか終息するだろう。その時需要はおそらく流行前の水準にまで戻るはずである。
一方、供給面では減産合意が崩れたので流行前よりも多く、これが価格を押し下げるだろう。
従って価格は流行前のレンジの中心である$50/バレル程度よりやや下げた水準に位置することになるだろう。
どの程度のレベルで落ち着くかは今後のアメリカ、ロシア、サウジの交渉次第だろうが、少なくとも現状のレベルを維持するようなストーリーは考えられない。
本音のところでは誰もこんな価格を望んでいないはずだ。
最低限のラインとしてはシェール企業も生き残れロシアも黒字を出せる$40/バレルぐらいが妥当なところではなかろうか。
交渉が長期化してシェール企業が全滅してしまったらアメリカは交渉から外れることになるから、あとは価格はOPEC+の好きなようにできるし原油価格も大きく上がることになるだろうが、そんなことをアメリカが許すとは思えない。シェール企業発行のジャンク債などが大量にデフォルトを起こしてしまったら金融危機に発展するかもしれないし、そんなリスクは冒せないだろう。
現時点での予想としてはこんなところかな。