2020/4/21 晴れのち雨;原油先物価格がマイナスに突入、今後の見通し

また出た史上初

なかなかお目にかかれない数字を目にすることが多い新型コロナ相場。
今日WTI原油先物市場が暴落し、史上初めて「マイナス」圏に突入した(下記ロイターとCNBCの記事を参考にした)。

https://jp.reuters.com/article/global-oil-contracts-idJPKBN2222VB
https://www.cnbc.com/2020/04/20/oil-markets-us-crude-futures-in-focus-as-coronavirus-dents-demand.html

これを書いている時点では-3.0ドル/バレル(5月物。CMEのサイト(https://www.cmegroup.com/trading/energy/crude-oil/light-sweet-crude.html)で確認)
つまり先物だけ見ると生産者は原油を売るのではなくお金を払って買ってもらっている状態。
減産への対応が遅かったため直近の原油の貯蔵場所が不足していることが原因らしい。
6月物は書いている時点で20ドル台前半だが、5月物との価格差も一時的には60ドルを超え史上最大だったそう。
期近物より期先のほうが高くなるコンタンゴ(Contango)が進んでおり、ETFとかで原油先物に投資するのはリスクが高そう・・・。

この原油価格の暴落を受けてトランプ大統領は戦略石油備蓄(strategic Petroleum Reserve;SPR)を積み増すこと及びサウジからの原油輸入を停止を検討することを表明した(下記ロイターの記事参照)。

https://jp.reuters.com/article/trump-oil-saudi-idJPKBN222350

ただ、SPR積み増しについては以前から言っていることで新しくない(下記日記参照)。

www.satosatosato.com

 予算が確保できず難航しているらしい。まあどっちにしても大した量ではない。やらないよりはましな程度。

原油のことを書いたついでに、現時点での今後の原油価格の見通しについて自分の考えをまとめておきたい。
まず需要面。
流行の発生源の中国武漢ではすでに封鎖が解除されている。
米国でもロックダウンの解除が検討され始めている段階。個人的な予想でしかないが、5月に入れば封鎖解除が始まるのではないかと思っている。
また、新型コロナウィルスの流行は欧州でもピークは過ぎていると思われる。
まだ流行がピークを過ぎていないと思われる国も多数あるが、これらの国での需要減が、消費量でいったら双璧の米国と中国における需要増加傾向を打ち消すほどの効果があるとは思えない。
原油需要の低下はおそらく底打ちしており、今後徐々に回復していくのではないだろうか。

次に供給面。
5月からOPEC+は減産することを決定している。
問題は減産が守られるかどうかだが、現状の原油価格は誰も得をしないレベルだと思われる(上記日記参照)。
守らざるを得ないのではなかろうか。
シェール企業に関しても、現状の原油価格だとおそらく生産コストの最も低い企業でさえ売れば売るほど赤字だと思う。自然に減産になるだろう。
また、価格の低迷が長引けば会社がつぶれる可能性もあり、実際既にWhiting Petroleumが破産している(下記日記記事参照)。

www.satosatosato.com

この場合にも供給量は減る。

このように考えると、5月~6月ぐらいに原油価格は底を打ち、徐々に上昇に転じる可能性が高いのではないだろうか。
ただ短期的に大きく戻すのはどう考えても無理だろう。ウィルスが一夜にして消滅するはずがない。
原油に投資する場合は長期戦になる気がするし、原油安メリットを受ける銘柄も一緒に買っておくといいヘッジになる気がする。

悩む

私の住んでいる地域はまだ新型コロナウィルスの患者が出ていないので、小学校が休校にはなっているものの解放されている。
なので私の仕事中は息子は小学校に行ってもらっている。

開放が始まったころは息子を含め学校に行っている子が10人ほどいたのだが、最近どんどん減っており、ついに昨日二人しかきていなかったそうだ。
教室に二人だけというのは何ともさみしい話だし、さすがにかわいそう。
息子もつまらないと言っている。何もやる気がしないそうだ。

このままではいかん気がする。会社休もうかな・・・。