2020/5/8 晴れ;フェデラルファンド(FF)金利先物市場がマイナス金利導入を織り込み始める

FRBのマイナス金利導入はあるのか

昨日の取引でフェデラルファンド(FF)金利先物がFed(FRB)による12月のマイナス金利導入を織り込み始めたらしい(下記、ロイターの記事)。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-rates-futures-idJPKBN22J3DF

さっき金利先物の価格を確認してみたら、2020年12月限以降が軒並み100を超えている(マイナス金利を見込んでいる)(下記、CMEのサイト)。

https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/stir/30-day-federal-fund.html

100越えは前にもあった気がするのだが、調べても出てこない・・・。記憶違いかな。

いつか米国の政策金利もマイナスになってしまうのだろうか。
何回か日記にも書いたが、これまでのところパウエル議長はマイナス金利の導入をはっきり否定しているし、Fedの他のスタッフも導入に否定的。加えて法律的な問題もあるらしい(下記記事参照)。

 

www.satosatosato.com

 

 

www.satosatosato.com

 

昨日もフィラデルフィア連銀総裁のパトリック・ハーカー(Patrick Harker)氏とリッチモンド連銀総裁のトーマス・バーキン(Thomas Barkin)氏がマイナス金利導入に後ろ向きな発言をしている(下記、Reutersの記事)。

https://uk.reuters.com/article/us-usa-fed-barkin-rates/feds-barkin-negative-interest-rates-not-suitable-for-united-states-idUKKBN22J37F

記事から引用(日本語は筆者訳):“I think negative interest rates have been tried in other places and I haven’t seen anything personally that makes me think they are worth a try here,”「他の国でマイナス金利が試されてきたが、個人的には米国で導入を試すに値すると考えさせるようなものは何も見たことがない」


https://www.reuters.com/article/health-coronavirus-fed-harker-negative/feds-harker-says-negative-rates-would-not-help-us-during-crisis-idUSU5N28102D

記事から引用(日本語は筆者訳):Once the crisis passes there would still be a “high bar” for using negative rates to stimulate growth in the United States,米国でマイナス金利を使うのは「ハードルが高い」

Fedの腰は相当重そう。
腰を上げさせるには何が必要だろうか。
FF金利先物の上昇と株価の大きな下落が続くような催促相場になれば動くのかもしれないが、市場はそもそもそこまでマイナス金利を望んでいるのだろうか。
今回のFF金利先物の上昇も株価が上昇(底から反発)する中で起きている。
コロナショックでドル高が進んではいるが、これ以上金利を下げてもドル安効果があるのか疑問。
それに最近トランプ大統領もそれまでと180度方向転換して強いドルを支持する発言をしている(下記、Bloombergの記事)。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-19/Q90PHHT0G1KX01
記事から引用:「ドルはとても強い。強いドルは全体としてとても良いことだ」

コロナの影響でただでさえ膨大な額の債務がさらに急増することになってしまった。
いかに基軸通貨のドルと言っても一旦信用を失ってドル安になり始めたら歯止めがきかなくなるかもしれないとトランプ大統領も不安になり始めたのだろうか。
いずれにしてもこれまでのようにFedにドル安をもとめて圧力をかけることもないだろう。
今後あまりにドル高が進んでいった場合はどうなるか分からないが。

ただ、なんで今このタイミングでFF金利先物が買われているのかがよくわからないし、気にはなる。
短期間で収まるのだろうか。
一応しばらく注視しておこう。


散歩漬けの日々

連休中はどこも行けず、子供とたくさん近所を散歩した。
道端に生えてる雑草の名前を教えたり、虫を捕まえたり。
子供はすぐ飽きるかと思ったが、意外と楽しそうだった。
田舎に帰省できないのは残念だけど、まあたまにはこういうのもいいかもしれない。