2020/5/12 晴れ;下がらないクレジットスプレッド(credit spread)、FRBが社債ETF購入を開始

クレジットスプレッドがなかなか下がらない

昨日最近急落しているVIX指数のことを書いた(下記記事参照)。

 

www.satosatosato.com

 

最近の株式市場を見ていると危機は過ぎ去ったかのようにも思われるが、弱気な指標もまだまだある。
例えばクレジットスプレッドがなかなか下がらない(下図、FRED(https://fred.stlouisfed.org/)から得たデータを加工・編集したもの)。

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今までのところリーマンショックの時ほど上がっているわけではないのだが、株が戻している割にはスプレッドがなかなか縮小しない。
米政府もFRBも様々な支援策を打ち出しているが、企業の倒産を完全に防げるわけがない。
まあ仕方がないだろう。
あと原油価格がなかなか戻らないのも影響していると思う。今の原油価格はまだおそらく多くのシェール企業の採算ラインを大きく下回っている。破産する企業も増えるかもしれない。

そんな中FRBが社債ETF購入を開始することを昨日発表した(下記ロイターの記事参照)。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-etfs-idJPL4N2CU0T2

既にETF購入は方針としては決めていたことだが、実際に購入を始めるという話。
これで少しはスプレッドも狭まるだろうか。

しかしこういうのを見ているとまじめに働いて借金を返すのがばかばかしくなってくる。
家とか車のローンも中央銀行が全部引き受けてくれればいい。
それに債務は債務だ。
いつか誰かに必ずツケは回ってくる。
自分に回ってこないようにしっかり考えていきたい。


やはりマイナス金利導入に否定的なFRB

FRBとマイナス金利きついて下記の記事で書いた。

 

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昨日もマイナス金利について連銀総裁の発言がいくつかあったようなので記録しておきたい。
以下、下記のロイターの記事から抜粋・引用した。

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-fed-bostic-idJPKBN22N2NF?il=0

ブラード氏(セントルイス連銀総裁):「(マイナス金利を導入している地域で)効果が出ているかは全く明らかではない。われわれは他の手段を用いて対応することが可能だ」

ボスティック氏(アトランタ連銀総裁):マイナス金利政策について、「政策ツールの中でも弱いものの1つ」

エバンズ氏(シカゴ連銀総裁):マイナス金利について「米国で活用するツールになるとはみていない」

なおFF金利先物のマイナス金利の織り込み度は前回日記を書いた時よりは下がっているが、まだ限月によっては100を上回っている(下記CMEのサイト参照)。

https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/stir/30-day-federal-fund.html

いつまで続くだろう。